| 今回の赤ちゃんポストの事件を少しだけ考える |
さて、今日は色々とショッキングなニュースがありましたが、中でも個人的に気になったのは赤ちゃんポストの事件です。
ご存知の方も多いでしょうが、概要を簡単に言ってしまえば「3歳の児童が赤ちゃんポストに入れられた」というものです。
私は、一応大学では法律を学んでいて、ゼミの先生からも「法律を学ぶ者は多角的に物事を見たり判断しないといけない」と言われてきました。
なので、そうは言ってもなかなかできませんが、今回の事件についての自分なりに思ったことでも書いとこうと思ったわけです。
とりあえず、私自身は赤ちゃんポストには反対派の人間です。
理由も、世間的に言われているように「捨て子を助長する」と考えるからです。
そして、今回の事件は、この世論に対する一つの答えであるような気がします。
そもそも、赤ちゃんポストとは、簡単に言ってしまえば「望まれず生まれたり諸事情により育てられないために殺されたり中絶されたりする新生児を救おう」という目的のものだったと思います。
本来の目的が↑のものだとするなら、今回の事件は的外れな方向で利用されたと言えるでしょう。
そのことは、次に挙げる今回の事件から分かるいくつかの事実から言えると思います。
1、赤ちゃんポストに入れられてしまった児童は3歳である 2、その児童は至って健康である 3、わざわざ新幹線に乗って病院まで来ている 4、運用開始日の当日に利用している
とりあえず、それぞれ簡単に考えてみます。
1の事実は、もう完全に赤ちゃんポストの目的から外れているわけです。 「新生児」じゃないんですからね。 ただ、赤ちゃんポストに「新生児」でない子供が入れられるかもしれない、ということは私の中では完璧に想定の範囲外だったので、入れた人間は凄い発想してるなと、ある意味感心してしまいます。
2の事実は、経済的な理由で子供を育てられないわけじゃないということです。 貧しくてその日の暮らしで精一杯、という状態にあるわけではなさそうです。 もしかしたら、子供にだけはひもじい思いをさせないようにしていたのかもしれませんし、前日に会社を解雇されたのかもしれませんが・・・
3の事実は、2とも関連しますが、やっぱり経済的にとても困ってるわけではないんでしょう。 新幹線を利用できるくらいですからね。 まぁ、県外の人らしいので、よほどの遠方からはるばる来たのかもしれません。
4の事実は、計画性があったと考えられます。 厳しく言ってしまえば、「運用されたら捨てに行こう」と前々から思っていたということです。
とまぁ、簡単に見てもこれくらいのことが見えてきます。
これらのことから結論を出すと、「赤ちゃんポストは子供を捨てるために利用された」=「赤ちゃんポストは捨て子を助長する」となってしまうわけです。
しかし、何だかんだ言っても真相を知るのは入れた本人だけです。 もしかしたら、その人は本当に何か理由があるのかもしれません。
が、入れられた子供が「新生児」でない以上、どんな理由があろうと今回の事件は「子供を捨てるために利用された」という結論を変えられないでしょう。
更に言えば、今回入れられた児童の年齢が、世間が考えていた「捨て子」の範囲を大きく超えているなら、「捨て子に加えて養育放棄も助長する」というような批判も増える気がします。
とりあえず、今回の事件は、入れられたのが「新生児」じゃなかった、というところが一番の問題であることは確実ですね。
そして、今回の事件は保護責任者遺棄罪として調べられ、児童をポストに入れた人を特定し事情を聞くようです。
入れた方、ご愁傷様でした。
|
| 少年法改正案が成立へ |
大学では少年法の勉強をしているので、今回は少しその関係の話でも。 (ご覧になる人もそれぞれ考えがあると思いますが、こんなふうに考えてるやつもいるのか程度でご覧ください。)
少し前ですが、少年法改正案が衆院委員会で強行採決され可決されたというのは大きなニュースになりましたよね。
今回のことで、少年法改正案は今国会でほぼ成立するようです。
今回の改正案の特に主な内容は、 1、14歳未満の触法少年による事件で、警察に押収や捜査などの強制調査権限を与える 2、少年院送致の下限年齢を現行の14歳から「おおむね12歳」へと引き下げる の、この2点です(もちろん他にもありますが)。
しかし、少年法という法律は「少年に罰を与えるための法律」ではありません。 「少年を更生させるための法律」です。
近年は少年犯罪の凶悪化などから非行少年への厳罰化が世間でも叫ばれていますよね。 実際、私自身も厳罰化には別に反対はしてません。 でも、今回の法改正はどうなんでしょう?
1に関しては、警察権限の拡大という見方だって当然できます。 昔から冤罪は起こっていますが、大人でさえも警察の様々な手を使った取調べに耐えられず、やってもいないのにやったと言わされてきているのに、小学生みたいな子供が同じ立場に立たされたらどうなるかは誰だってわかります。 従来は児童自立支援施設で保護され教育・支援を受けるはずの少年が、警察によって高圧的な取調べをされ無実の罪を着せられたとしたら、今後その少年は大人を信用できるでしょうか? それこそ非行の道に足を踏み入れることになるかもしれません。
2に関しては、そもそも「おおむね」という曖昧な定義に疑問を感じます。 ちなみに、ここでの「おおむね」は「1年前後の幅をみる」という位置づけのようです。 さて、要するにこれは、「小学生であろうと少年院へ送ってしまえ」ということです。 でも、現行の14歳にしてもそうですが、小学生も中学生も義務教育であり教育を受ける権利があることは誰でも知ってます。 最高法規である憲法で保障されているものを、無視して剥奪してしまうのは間違ってるようにも思えます。
また、少年院送致の下限年齢を引き下げたからといって少年犯罪の減少に本当に繋がるのか、という疑問も浮かびます。 冒頭にも書きましたが、今回の少年法改正は少年犯罪の凶悪化(04年の長崎小6女児殺害事件)がきっかけとされてますが、そのような凶悪な犯行に及んだ少年が「今度から少年院に送られますよ」って言ったところで「それは嫌だからやめよう」なんて思うんでしょうか? これを言うと、「でも小さい犯罪は減るんじゃね?」とか言われそうですが、肝心の凶悪犯罪に歯止めが効かないんじゃ改正の意味に根本的に疑問を感じてしまいます。
ただ、今までの少年法は被害者感情を全く反映していなかったため、改正はその点で被害者感情を多少反映したものと考えられるのかな。
とまぁ、色々書いてしまいましたが、やっぱり私も何かしら事件について考えるときは被害者の立場に立って考えることが多いので、少年法の厳罰化の流れも悪いことだと思ってはいません。 ただ、改正するにしても「少年を更生させるため」という基本理念を見失ってもらいたくないな、とは思います。
ニュースで、野党委員たちが目の前で講義する中で、それを無視してニヤニヤヘラヘラしながら強行採決をとる委員長を見てそう思ったのでした。
|
| フェレット虐待で会社員逮捕 |
最近は色々と気になるニュースも多いですが、今日はなんとも酷いニュースがありました。
ご存知の方も多いでしょうが、タイトル通り「フェレットを虐待した会社員が逮捕された」という事件。
事件の概要は、仕事がうまくいかずストレス解消にフェレットを虐待した、というものです。
しかもこの会社員、虐待しているところを動画撮影しネット上で公開していたとのことで正直神経を疑います。
自分は以前リスを飼っていましたが、自分にとって飼っていたリスは、嫌なことがあったり何かにストレスを感じている時でも、見てるとそんなことは忘れさせてくれるし、こいつのためなら何でもしてやりたいと思える存在でした。 動物を飼っている方のほとんどはそうでしょう。
でも、世の中動物を物とも思わない人間もいるんですね・・・
怒りも感じますが、それよりも悲しい気持ちの方が大きかったです。
あまりにも傷ましくなり途中でチャンネルを変えたので、そのフェレットが保護されたのかどうかは知りませんが、無事保護されていてほしいですね。
嘆願書を送ったりしてくれた方々にも影ながら感謝したいと思います。
|
|
|
|